中古の着物を買う際の注意
着物は中古でも美品が多く、入門用として中古から入る人も少なくありません。しかし、中古で着物を買うときは新品であれば気にする必要がないポイントにも、意識を向けなければなりません。
この記事では、中古で着物を購入する際に見ておくべきポイントについて詳しくご紹介します。
着物は中古でも美品が多い
和服や呉服をはじめとする着物は、洋服と比べて虫食い対策やしわ伸ばしなど、こまめなメンテナンスが必要になります。元々着物を購入する人の多くは、それらの基本を理解したうえで着物を楽しんでいるため、中古品でもきれいな状態のものが多くなるのです。しかし、それでも新品に比べれば、安価で販売されるケースも多く「着物をはじめたいけどいきなり高価な生地を買うのは不安・・・」という人でも安心して検討できます。
着物を中古で買うときのポイント
中古着物を買う方法は、大きく分けて【店舗購入】と【ネット購入】の2つです。それぞれにメリットとデメリットがあり、ご自身の環境や目的に応じて使い分ける必要があります。そうした前提を元に、中古着物を購入する際に見るべきポイント・注意するべきポイントについてご紹介しましょう。
◆着物の状態
基本的に美品が並ぶ中古着物ですが、新品ではありません。また購入する場所によっては、専門査定スタッフ以外が買取を行っているケースもあるため、店舗で購入する場合は着物全体を必ずチェックしておくようにしましょう。
ネットで買うときは、できる限り実物の写真が掲載されているショップからの購入をおすすめします。もし実物写真がない場合は、電話やメールで問い合わせて状態を再確認してもらうのも方法の1つです。
◆着物の大きさ
ネットで購入する際にもっとも注意しておくべきは、着物の大きさです。基本的に商品情報にサイズが掲載されているはずですが、サイトによっては未記載の場合もあります。もしサイズの記載がない場合は、購入する前に問い合わせて具体的なサイズを聞いておきましょう。初めての着物で自分のサイズが分からない人は、まず近くの店舗などで自分の採寸してもらい、その採寸サイズに合わせて中古着物を選べばサイズ違いになる可能性は低くなります。
◆小物の付属
新品の着物セットなら、帯や肌襦袢など必要な小物もすべて付いてきます。しかし、中古の場合は着物本体だけで帯などが付属しない場合も少なくありません。
ネットで商品として載せられている中古着物は、ディスプレイ用として付属しない帯と合わせて掲載されている場合もあります。その商品を購入すると、どの小物が付属するのかも事前にチェックしておくようにしましょう。